redmine.tokyoでパネルのモデレータをやってみたぜ

この記事は、Redmine Advent Calendar 2021の21日目 記事です。

adventar.org

きっかけ

11/27(土)、オンラインでredminie.tokyo 第21回勉強会が行われました。

その中で、初の試みとして女性redminer(?)によるパネルディスカッションをやってみました。redmine.tokyoのスタッフもパシリとして務めさせていただいているので、提案する機会もいただき、そのままモデレータをやることに....

その時の所感と、少し内容のまとめにも触れていきたいと思います。

 

モデレータをやって

モデレータとは?

討論会や座談会などでは進行役を務めるのが「モデレーター」です。進行役または司会者とも呼ばれます。

モデレーターの役目は、座談会などの開幕から終わりの辞までを取り仕切ります。話題を提議したり、出席者の中から発言者を指名することもあれば、出席者に質問をするなどして、話題に沿った進行をします。

つまり、出しゃばらない、意見を言わない、あくまで影武者...そんなイメージを持ちました。なので、進行し、意見を少しまとめる、くらいなのかなと思い、その立ち位置でやってみました。

 

やってみたら...

あーらびっくり。あたりまえですが、脳みそフル回転。

事前に1回、流れや内容について打ち合わせをしたのですが、それでもやっぱり、当日は想定とは違っていることが多々。

司会、パネラーに話を振る、ここまではいい。話してくれた内容のキーワードを( ..)φメモメモ、お題に合わせて構成、内容を立体的に(二次元の内容じゃなかった)まとめる。

1時間の枠をいただきましたが、ホント疲れた....

 

パネルディスカッション

お題と目線
  • Redmineのすきなところ、いまいちなところ
  • Redmine利用のハードル
  • 伴走者
  • 人を大事にする
  • 柔軟性

これだけ見れば、だいたい流れもわかる方も多いと思います。

 

パネラーの皆さんの目線が、「redmineユーザ」「redmine管理者」「redmineインフラ管理」「オールラウンダー」と、多彩。そして、redmineを中心にあらゆるロールがそろいました。お題に対しての切り口がみんな違うので、立体的にまとめやすかったです。

 

お題を選んだ理由

 

自由度が非常に高いRedmine。上級者は自分たちのプロセスにテーラリングしやすく、初心者にはツライ。いろんな要望・クレームと向き合うredmine管理者。

10人いれば10人それぞれ好き嫌いには背景があり、理由は様々。そんななかでも割とフィッティングしやすく強者たちも好んで使う事例が後を絶たないのは、自由度の高い優れたツールだからなんじゃないかなぁといつも思っています。

そのツールへの向き合い方、付き合い方へのヒントに少しでもなればいいなぁと思い、こんなお題にしてみました。

 

・様々な好き嫌いを乗り越え利用するときのハードルをどう乗り越えたのか?どう改善したのか?

 →Redmine利用のハードル

・改善するにも、最初はわからないし、一人じゃ寂しいし、多い方が良い案も浮かぶ。一緒にやってくれる上級者がいるとありがたいし、その組織に根付きやすくなる。

 →伴走者

・伴走というからには、独りよがりはダメ。オレオレRedmineは、スケールアウトしない。なので、皆を知り、お互いに理解し理解され、ペース配分をしていく必要がある。自分だけではなく、相手を大事にできるスタンス(立ち位置・距離)が必要。

 →人を大事にする

・人と人が触れ合うときには、衝突が起きることが多い。傷つくだけではなく、そのあとにどう向き合うか、自分たちのクッションになるものはなにか?を知ることが大事。

 →柔軟性

 

まとめ

 

何度も書いてきましたが、自由度の高いRedmine。だからこそ、面白い。

いろんなものが蓄積されて振り返りにも使えるし、再利用もできる。

すべて丸裸になる。

Redmineは、ツールへの向き合い方・対峙する人のスタンスが見える。

使う人の鏡のようなものだなぁと日頃思いながら利用しています。

結局、性別や年齢なんて関係なく、好奇心・想像力・行動力の3次元ベクトルが大きい人はツールを楽しみ周りに根付かせ興味を持ってもらうことに長けている人なのではないでしょうか。

 

長々と書いてしまいましたが・・・お付き合いありがとうございました!

 

SEA Forum・ガンダム GLOBAL CHALLENGE から学ぶ

ガンダム好きさんの、ガンダム好きさんによる、ガンダム好きさんのためのセミナーといってもおかしくない(?)セミナーが行われた。

7/30(土)。その時のメモを記す。

 

目次

 

参加動機

これは、横浜のガンダムファクトリーのガンダム。しゃがんだ時の、一番好きな躍動するガンダムRX-78。こんな素敵なプロジェクト、聴かないなんてことはできない!!

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横浜のガンダム

横浜にある動くガンダムを作成するプロジェクトのリーダをされた石井さんが登壇されるとのことで、ささっと申し込み。日経のセミナーや、NHKなどでも特集が組まれ放映されてきたけど、今回はまた違った観点からの内容を聞くことができたので、こっそりざっくりメモとして残しておく。

今回のセミナーのもとになった記事、とのことで、ご紹介。

monoist.atmarkit.co.jp

 

感想

セミナー資料はもし公開されたらリンクを貼ろう。

今回のセミナーでの収穫は2点。

①石井さんのお人柄に惚れたこと。

②でぶさみとかじゃすととかいろんなシンポジウム・カンファレンスで発表されている成功事例が実践された集大成・成果物がガンダムだ!と知れたこと。

 

①石井さんのお人柄に惚れた について

子供のころの夢を確実に掌中におさめて、成功裏におさめる。

セミナーのかなでは、めぐりあわせとかタイミングとかおっしゃっていたけれど、進学・就職の時点でレールは敷かれているんだよなぁと感じた。

そんなプロジェクトがあるとはだれも知らなかった時代だけれど、チャンスが来たらつかめるスキルと自信と責任を発揮する。もう、これって究極のニュータイプ目指している姿にしか見えなかった。本当に素敵だなとおもった。

同年代の方。まぶしいなぁ。

 

②成功事例が実践された集大成・成果物がガンダムだ!について

Q&Aのところで司会者と石井さんが会話されていたところに全部集約されていたんだけれど、一つ上げるとしたら、もうこれしかない。

「成果物を作るとき。最初にちゃんとゴールイメージできるものがあるかどうか、です。ぼやっとすると後で考える必要が出てくる。ぼやっとするときは、必ず何か失敗が付きまとう。」

イメージできるものにするために、どんなリスクがあって、どの程度のリスクなら許容できて、を考える。そして、自分がイメージできない部分は知っている人に頼る。

ここに、全部集約できている気がする。

裏にはもっとどろどろしたところが本当はあるのかもしれないけれど、聴いていてワクワクしかしなかったなぁ。そんなプロジェクト、一生に一度参加できたら再考だろうな。

 

あとは、メモをだらだらと。

 

セミナーの内容メモ

石井さん自己紹介

・1974年生まれ

ガンプラブームでガンダムと出会う

・小学生の時に、ガンダム作りたい!と思い始める

・エンジニアになったのはガンダムを作るため

 →横から見るんじゃなくて。中に乗りたい!

 →日立建機に入社、大型ロボット開発に必要なスキル取得

 →2018年プロジェクトを知り、こんな機会は二度とない、参加する!で、参加。

 

プロジェクトの概要、成功

目的

・18mのガンダムらしい動きの再現

動きデモ内容

・動作、静止

キーワード

・技術チャレンジ

・実現可能性

・安全性

・デザイン:ガンダムの立像と稼働の成立

 スケジュール

2018~開発開始 ゴール明確化、定例など

2019 詳細設計・制作 部品製作 パートごとに仮組

2020 全体組み立て(Gキャリア、ガンダム)各種テスト、お披露目

 

プロジェクトの技術マネージメントについて

・技術マネージメントとして実践した4つのこと

1 ゴールを明確にすること

 定量的な形で目標を示し、意識の共有を図った

→ 最初は「18mのガンダムを動かす」しかなかった。

 なにをどのくらいどうやってうごかすか、に落とし込んだ。

 関節の可動領域、速度、などある程度ざっくり出して、提示した。

 重さも30tくらいには納められる程度、と最初のうちに出した。

 

2 ゴールのために必要な開発条目を洗い出すこと

 安全に関するリスクアセスメントなど、抜けていたものをここで補った

 抜け漏れはどうやって補完したの?

→動くガンダムとしては初めてだが、大きな動く機械としてはそんなに変わらない。

 前職で学んだものから想像可能で、ある程度考えた。各社さんでも補ってもらった。

 最初は2週間に1回の定例で気になったところを出してもらう。

 最初の1年は計画を作っていく段階だった

 課題を出して、できるできないを判断してもらう。できないのであれば、全体でどうしたらいいかを考え、修正して可能にすることをした

 

3 パートナー各社にそれぞれのゴールを割り当てること

 うちの領分じゃない、そこは他社さんの責任範囲ですよね、といった話はなかった。

なんでそうならなかったのか?

ガンダムを動かす、ということがでかい。各社さん、積極的に参加してくれた。

 みんな、自分ごとだった。当事者意識を持ってもらうように声掛けは意識してやった。

ガンダムを動かすという共通ゴールが大きい。各社しっかり持っていた。

 ある意味特殊なプロジェクトだった。

 みんなが、動かしたいという思いを持って参画しているから、ということも大きい。

 

4 それをいつまでに達成するかというスケジュール管理

 あたらしことにチャレンジしながらも各自、各社さんが納期を守ることができた要因は?

→各社さんにスケジュールを出してもらって、しっかり守ってくれた。

 でも、それでもうまくいかないことはあって、そこは全体で話し合って解決していった。問題を抱え込まず、隠さずオープンにできていたので解決できていった。

そもそもがチャレンジングなプロジェクトなので、言いやすかったのかもしれない。

フランクに意見を出しやすい雰囲気つくり(明るい雰囲気)を心掛けた。

 

質問タイム

「技術者の意思疎通ができるようになるまで」

様々な分野の企業が集まっている。メカ、ソフト、建築、デザイン・・・

同じ日本語なの?と感じるほど、意思疎通の難しさを感じたというが、どのように工夫をしたのか?

→ 自分(石井さん)は機械系。専門分野以外はわからない。

  ネットで検索しながら議論したが、わからないことはわからない。

  わからないとしっかり言って、自分の言葉でこう思うのですがあってますか?と聞いた。わからないことがたのしかった。知っていくことが楽しかった。

A社さんB社さんで認識違いがありそうと感じたところには入り込んで、そこを媒介していった。

各分野の文化も学べて楽しかった。意思疎通の難しさは残ったままだが、癖がわかるのでそこを前提として議論していった。

 今回は、特に風の影響という課題が各分野によって違うことを知ることができたのがよかった。

 

「問題の想像について」

初めて作る機械システムだが、リスクをどうやって抽出したのか?

リスクアセスメントが主なもの。動くものなので、安全性。

 各社さんに、いろんな側面で意見を求めた。

 リスクの出し方としてリストにして、各社さんに出してもらった。

  

「手離れの良さ」=インタフェースの切り方

インタフェースの切り方の工夫は?

→メカ単位でガンダムを動かすのはガンダムの中にいれてしまう。

 Gキャリアとガンダム本体の課題は切り分けた。

 Gキャリア、Gドック、ハンド、ガンダム本体の4つに大体分けられた。

 あとは信号通信の部分などで解決できる。

 4つが独立して動くようにしていて、それぞれで指示して動かす、並列して動くというシステムになっている。ここが工夫である。

 

「他拠点開発」

他拠点のコミュニケーションの取り方の工夫は?

→ 他拠点になった理由としては、3か所で並行して作り、工程を短くするのが目的。

 単体でのテストはその場所で終わらせてもらった。

 他拠点でのコミュニケーションはそんなに必要がなくて、単体で動いていればよい。

 サブシステムで動くものがこの期日までに終わっていればいいですよ、としていた。

 

「2足歩行、今の地技術でここまでならできる」

最初から、制限(Gキャリアを使っての歩行しかできない)を設けて進めた理由は?

→冨野監督などの意見で、「Gキャリアがあるのはどうなの?」というのはあったが、なしでは歩けない、と最初から進言した。

できそうだと想像できるものであれば、後から出てくる課題も解決できるが、安全面や技術力を前提して考えると、できるところが想像できないものはじ排除しないと開発肯定的に担保できないと考えた。

 

「要素技術を有する企業の募集について」

参画企業を集めるのは大変だったのでは?本当にスキルを持っている企業だったのか?

→チャレンジングな内容だったので、プロジェクト側が足を運んで何とか参加していただいた、という感じ。声掛けする段階で、技術を持っているかどうかは見えていた。

 

「プロジェクト選任を選んだことについて」

退職してここを選んだ理由は?

→2017年夏、GGC会議があった。参画数r企業は決まっていたが、プロマネがいなかった。責任と意思決定を明確にしないと各社動けない。方針を明確にする人がいないと回らない。回すことができるとイメージができたので、会社を辞めて専任になった。

今までの経験から、できそうだなと思えたことと、今を逃すともうないな、ということ、ガンダムに恩返ししたい、と思った。

 

 

「成功の共有について」

プロジェクトチームでのゴール達成共有は何かおこなったのか?

→個人として達成感はある。そう感じたのは、思い返すと3回。

初めて火を入れて動いたとき。2019年12月。

テストが終わったとき。2020年9月。

オープンの時。2020年12月。

コロナが落ち着いたら、喜びの共有をしたい。どんちゃん騒ぎしたい。

オンライン飲み会は結局は家では一人・・・・

 

「テクニカルリーダとしてのやりがい」

やりがいはどこだったと考えるか?

→自分の思うガンダムを形にできる。今のガンダムを作ったのは自分だ、といえること。

 

「要求のコントロールについて」

追加・変更要求などがあったと思うが、どうコントロールしたのか?

→ハードは途中での変更は無理だと話をしていた。

無理なものはもう無理、とニコニコしながらできません、と伝えていた。

できない理由も納得してもらえるように説明した。

 

チームのモチベーションを維持する、高めるためにおこなったことは?

→途中途中で動くガンダムを見せる。見学会をする。そういう試みをした。

ゴールの意識を当事者意識として持ってもらっている。ガンダムを動かすには皆さんの力が必要なんですよ、無理難題はすべてガンダムを動かすためなんです、と伝えていた。

 

 

「GGCリーダとのコミュニケーション」

3名のリーダの関係を良好にする工夫などはあったか?

→ほかの二人とも、すばらしい面白い人。喧嘩もなく、協力しながらできた。

ただ、決める人は一人だ、と思っているので、自分のところは自分が決めると明確にしていた。責任と領域を明確にした。

決めたら責任を持つ。責任をとれる人が決めるべき。

フリーランスになっていたから、責任を本当にとれるのかといわれると取り様がない(金銭的に)んですが、言ったもん勝ちでw、決めてましたw)

  

夢の実現へのプロセスについて

→子供のころからガンダムが好きでエンジニアになった。

子供たちに、そういうものがあると面白いなと思ってもらえるものが一つでもあるといいなと思った。

大人が真剣に無駄と思えることも真剣にやるとできるんだよ、面白いものが作れるんだよというものをわかってほしかった。

 

スケジュール通りにできた大きなポイントは?

最初にちゃんとイメージできるものがあるかどうか、です。

ぼやっとすると後で考える必要が出てくるので、すごく大事と思ってます。

 

分担の仕方が難しいところがたくさんあったと思いますが、結合する順番とかはどういう風にきめたのでしょうか?

→動くガンダムの腰をどうしたらいいかというところが難しかった。

上半身と下半身で分けて、足を動かすときには腰を固定しないと無理だということが分かった。反力が取れる巨大な壁が解決するものだった。

  

 

「想定外」の問題はあったでしょうか。

プロジェクトの中から出てきた「想定外」の問題はあったでしょうか。それに対してチームの皆さんはどのように対処できたのでしょうか(コロナのような外部の天災(?)以外で)。

→ありました!

デッキと台車がぶつかるということ。結構どうしようと悩んだ。建物で修正を入れた。

建築申請も出した後だったのだが、何とかしてくれたのは助かった。

最後の最後まで消えないエラーがあって、1週間に1回しか出ないという厄介なエラーがあった。11月末だった。12月に内覧会があって、ひやひやした。

(とりあえず、お披露目するところは動きますよ!というやり取りがあったりしたw)

安川電機さんが10名くらい現場に入ってデータを取って対処した。

通信系のエラーだったので、どこなのかわからなかったので、かなり細かく見た。配線を工夫して、解決した。

 

以上、とりとめもなく。

 

風車好きの車窓から眺めるカーボンニュートラル

自分は、風車が好きで旅先に風車があるところを選ぶ。

行くのは陸上メイン。

洋上風車が話題になってきて久しくなり、動向もきになって個人的に追いかけている。

とうぜんカーボンニュートラルの施策の一つでもあることはわかっているのだけれども、施策や現状など俯瞰してみたことはなかった。

 

たまたま、見かけた日経のOTA関連記事と参加したカーボンニュートラルについてのカンファレンスがタイミングよく重なり、なんとなくサイドストーリーが重なった気がするので、メモがてらブログに残そうとおもった。

 

ガイアの夜明けでも放映されたので、追記。

 

カーボンニュートラルって何?

www.enecho.meti.go.jp

www.enecho.meti.go.jp

 

セミナー

「産業構造を変革する技術戦略~カーボンニュートラル時代に向けた成長戦略の本質とは~」

jp.ub-speeda.com

OTA関連記事↓

www.nikkei.com

 

ガイアの夜明け ニッポンが生きる道シリーズ 脱炭素との戦い①

2021年7月2日放送 ニッポンが生きる道シリーズ 脱炭素との戦い①|ガイアの夜明け : テレビ東京

 

 

思ったこと

2050カーボンニュートラル、124か国に当然日本も入っていて。

 当然ながら、いろいろ考えて企業努力や我々がやらなければならないことを俯瞰すると、すごい労力と想像力と基本的な生活の見方捉え方もガラッと変えていく必要がある。

それを考えると、進次郎さんの46%イタコ発言はちょっとイラっとしたことに最後に言及しておく...

OTAは間接的な関連なんだけれど、自分の身近な機器に関連するのでまるっと追いかけていこうと思った。

 

以下、セミナーメモ

2050カーボンニュートラル宣言、124か国

エネルギーの有効活用
不都合な真実だが、事実をみることが一番大事
・ガソリン車販売禁止
・電動車 EV、PHV、FCV、HV →EVとFCVのみと現在は言われている
・EV車販売、日本は最下位(中国が指数関数的な伸び)

 

EVが広がるには、下記条件の整備が必要不可欠。
急速充電インフラ
・日本はTesla以外は可能。
・1ステーションに対して複数の充電インフラを今後は抱えなければいけない

車の価格
・新車価格は安くなりうれしいのは個人購入パターン
・EV普及には中古市場形成が不可欠
・中古残価が負債になる

LCA(ライフサイクルアセスメント)
・脱炭素
 新車のEV→製造時のCO2が出てしまう。
 とすると、製造時を考慮しない中古車は有効
・3R(Reduce Reuse Recycle)
 再生可能エネルギーとの組み合わせが不可欠

モビリティとエネルギー施策融合しないと、2050カーボンニュートラルは達成できない


事実をまずは把握する。ゴールがあるなら、それが一番初めにやること。
他国との違いを把握し、やるべきことを見ていく
・ルール・カルチャー・プロセスが違う
・EV普及が非常に遅れている
スマホの事例。ガラケーからスマホへの変換と同じ。
・エンジニアの問題 子供の教育と同じ
 EUではすでにEVが前提(EVが当たり前の環境で子供が育っている)、日本は全然そうではない。課題意識を本気で持たなければいけない
風力発電遅れが大きい。洋上風力はコストが大きいが、インフラ整備増強は必須である

 

すべての工程(ライフサイクル)において、炭素0を目指さなければ達成できない。
ゼロ炭素の装置で充電
代替するものをさがすだけではなくて、ライフサイクル含めて世界のあたりまえを変えていく必要がある
初動期、加速期、持続期を分けて考える
サイドストーリー(伏線シナリオ)を考える必要もある

車内部の製品、供給するインフラ 耐えうるものに変化をしていく必要がある
蓄電池施設建造、洋上発電など

 

ガイアの夜明けから。

水素菌。二酸化炭素を食べて増殖する。

こういうのはワクワクする。

「減らせ、使うな!出すな!」ではなく、活用しよう!の方に持って行ける菌が存在することに、地球の凄さを感じる。循環できるように設計されているんだなぁ…

マクロな環境問題をミクロな存在から積み上げ設計して循環するように。

ちゃんとライフサイクルできる仕組みを。

CO2原料からプラや人工肉 東大発ベンチャー、来春からサンプル生産 - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト

 

 

以上

隙間時間と言葉選択を戦略的に

いつもの集合

3/27に、久しぶりにredmine大好きさんみんな(オンライン4人、オフライン4名)で集まって、いつものredmine会合(?)を開いた。

気が付くと、前回の集合は2020/07とのことだった。もう、8か月もあってなかったんだねぇ、とコロナ禍を恨みながら時空の速さを感じた。

緊急事態宣言明けたので、集合を試みてみた感じです。

会場は、カルッツ川崎。2017/10に開館した、割と新しい施設。

ここの和室で開催。いつも、和室を使います。ゴロゴロできるのが良い♪

culttz.city.kawasaki.jp

ブログに残す目的

ちょっと、今回は思うところがあったので、記録を残しておこうとおもいます。

自分のメモなので、徒然なるままに書き綴る。

隙間時間と言葉選択を戦略的に扱っていかないと、と思った流れ。

 

チケラジ

今回集合したことには大きな目的があって。

”チケラジ”を収録しよう!というもの。

エバンジェリストの"怪"主査の、まどさんのブログ参照。

madowindahead.info

このチケラジ収録。いつものようにちょっとお試しでやってみた。

1回目。

エバンジェリストの会の雑談はスピードが半端ない。いつも、会話すると関連の話が頭に浮かんで進んでいく。関連する内容が進んでいき、あっちゃこっちゃいっているようで、実は多次元マインドマップ的だったり、フィッシュボーン的だったり。その時々で話の発展モデルが異なる。ほんと、刺激されて面白いんですの。毎回一種のゾーンに入る感じかな。

面白いんだけど。どんどん進んでいくので、休んじゃうと迷子になることも。

(あ!そこ、わかる!こんなこともあるんだけど・・・・)と思って、話者の終わりを待っていると、もう次の話題に。どこかで入り込まないとおしゃべりできない。

・・・と、心が落ち着かないときもある。

オフラインでこの状態だと。当然オンラインは時間差出てくるし、タイミング見れないし、相槌も邪魔になってしまう可能性あるし、話しにくくて仕方ない。

 

きみがいて僕がいる

聴衆層は。当事者でさえ、早いキャッチボールと感じるのに。

入り込めるかな・・・? 否。疲れるだけになってしまう。

内容をかみ砕いて思考したり、時には聞き流したり。

オンラインこそ落ち着いて。

向こう側には相手がいる。

考えたり、反応して笑ってもらう姿を想像して。共感してもらう時間を確保して。

 

聞き流せる余裕をもつ

車でドライブ中に聴くラジオのように。

時には、参考事例発表のように。

心に余裕、頭に時間を。

 

隙間時間と言葉選択

「相槌」ということば、そこにすべてが詰まっているんですね。

”聞き手が話者に関心を持ち、理解していることを示す”

関心を持つには、内容をかみ砕いてもらう必要があり、理解してもらうには共通の言葉で伝わる必要がある。

 

共通の言葉。

理解するためにブレのない、だれでも同じ理解を促す定義を持つ表現を使って。

あなたのあたりまえは。僕のあたりまえじゃない。

 

改めて思う。発信することって難しいな。

2回収録試行して、2回目はなかなかいいんじゃないかな?となっている。

公開されたら、また記録に残していこうかな。

 

SQuBOK v3 発行記念イベント(パネルディスカッションを中心に紹介)

こんにちは、あさこです。

ソフトウェアテストの小ネタ2020 21日目の記事です(遅れてしまった)。

メトリクスを書くつもりだったのですが、間に合わなかった。

ので、こちらを・・・。

qiita.com

 

イベント

12/10に開催された、SQuBOK v3のイベントに参加しました。

その内容をラフにメモったので軽く共有します~。

 

www.juse.or.jp

SQuBOKv3について

  • 目次体形の更新拡充
    • 旧情報は簡素化
    • 応用領域に重点を置いた
    • SQuBOKv3

                   2016/9~ SQuBOKReview発行し、前哨戦としていた

    • SQuBOKv3の観点
    • 古典の理解
    • 品質の考え方の変遷の確認
    • 品質テーマや潮流の把握
    • 品質へのスキル・資格など

 

パネルディスカッション

  1. 趣旨 データ駆動の世の中、これまでのものは適用するのか?何が足りなくて何が必要か?
    1. 大切だと思うこと
      • 誉田さん:事実の重視
        思い込みや勘違いが多い世界だからこそ、事実が大切になってくる
      • 金子さん:リスクを見極めて柔軟に対応していくレジリエンス
      • 徳本さん:ソフトウエア光学の先端技術を如何にストレスなく開発現場で活用してもらえるのか
        設計の品質、製造の品質それぞれにある
      • 竹之内さん:プライバシー
    2. テーマ1:それぞれの観点から
      1. アジャイルの観点から 誉田さん
        • ミニミニWFはアジャイルではない
        • 細かく作ってすばやく確認することが必要
        • WFとは、当たり前にできているべき条件が異なる
          1. IoTの観点から 竹之内さん
            • プライバシーが重要
              個人の情報が割と簡単に入ってきてしまう
            • 法制度の知識が必要
              法制度・ガイドライン・標準の整備が必要
              1. AIの観点から 徳本さん
                • AIを扱うこと自体がリスクになる
                  AIでしか解決できない対象は本来的に複雑である
                • 不確実性・信頼性にどう立ち向かっていくか
                  1. リスクの観点から 金子さん
    3. テーマ2:AI/IおTベースの品質の在り方は?
      1. 徳本さん
        • 複雑さ・不確実性を減らしていき、世界に適合していく
          アジャイル・セーフティの考え方
        • ゴールに対してどれだけ貢献できるか(KPI)で考える。
          95%で。100%で考えるのではない。
        • 技術の進歩にアンテナを張り、世界に適合していく → レジリエンス
        • 根幹となるフィロソフィはそのままに。
      2. 竹之内さん
        • 品質を作っていくには基準が必要
        • 秘密計算の技術
      3. 金子さん
        • 説明可能性(XAI技術)に注目されている
          →AIシステム全体として不確実性をおぎないつつ、ニーズをとらえて社会への影響を反映していく
          社会技術システムの発想が不可欠
      4. 誉田さん
        • 動的な品質としてみる
          変化に対応し、常に必要な合格基準を保持していなくてはならない。
          →過去データからの判断ではなく、「ナウ」判断していかなければならない
        • 低スキル技術者は淘汰していただく
          • 産学連携、一体となってビジネスを作る時代
          • 自分から考えて必要なことを実践していくことが要求される
            未来を見据えていくマインド。不確実性(リスク)を小さくしていく。
    4. テーマ3:動的?
      レジリエントな品質保証。管理ではなく作り上げていく(社会・法制度も含めて。
      →AIの法制度、ガイドラインなど基準を作る。そこから具体化し、アップデートを重ねていく。
    5. テーマ4:最後は人・組織に行きつく。どう変わっていけばいいか?
      1. 誉田さん
        • 自主的な行動・自律的な技術者が必要。
        • 各自の行動・経験が組織の経験・知識として蓄積されていく必要がある。
          自律的に動く人がいるだけでは、すべてが初体験での分野開拓になってしまう。そうじゃない。
        • 両方のバランスが肝要。
      2. 金子さん
        • 士農工商ハードソフト。ソフトは一番した。ここをかえないと。
      3. 竹之内さん
        • 志を共有し、わかる言葉ではなせることが大事
      4. 徳本さん
        • AIを使う側で品質保証を考えるだけでなく、AIを生かした品質保証も必要になっている
        • 組織の壁を越えて志を共有していきたい
    6. さいごに:ソフトウェア品質のニューノーマルをひとことでいうと?
      • 竹之内さん:人・コミュニケーション
      • 徳本さん:温故知新でSQuBOKが有用
      • 金子さん:Safety&Securityがデジタル社会の肝心・要
      • 誉田さん:もう品質管理ではない。これからは自律品質が必要。

 

資料など

  • SQuBOKの変遷(辰巳さん)

https://www.juse.or.jp/sqip/squbok/file/squbokv3_kinen_tatsumi.pdf

www.slideshare.net

  • SQuBOK v3(Ohmsha)

www.ohmsha.co.jp

 

おわり~

関白宣言(Redmineとの結婚生活)

こんにちは、あさこです。

この時期が来ちゃいました・・・早すぎる一年。でも、今年は何にもできてない・・・

ということで、Redmine Advent Calender 2020 7日目です。

adventar.org

わたしは、一人でほぼRedmineつこてまする。

めげない。ここに、関白宣言。Redmine、嫁にもらいます。

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(こんな内容でアドカレ許されますか....汗)

 

ここからはじめよう

お前(Redmine)を嫁にもらう前に 言っておきたい事がある
かなりきびしい話もするが 俺の本音を聴いておけ
俺より先にクローズしてはいけない 俺より後に更新されてもいけない
ビューは上手く作れ いつもきれいでいろ

出來る範囲で構わないから
忘れてくれるな 仕事も出來ない男に
ガントチャートを守れるはずなどないってことを
お前にはお前にしか 管理できない事もあるから
それ以外は表示せず 黙って俺についてこい

(おまえには俺しかいないから安心しろ、「活動」をみろ。そしてガントチャートの担当をry)

 

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俺だけのガントチャート

 

 

 運用保守

お前のHWと俺のHWとどちらも 同じだ 大切 にしろ
姑小姑チケットかしこくこなせ たやすいはずだ 愛すればいい
他チケットのクローズ条件に文句言うな聞くな 

それからつまらぬ pingうちはするな
俺は浮気はしない たぶんしないと思う しないんじゃないかな
ま、ちょっと覚悟はしておけ インフラは二人で育てるもので
どちらかが苦労して つくろうものではないはず
お前は俺の処へ クラウドを捨てて來るのだから 
帰る場所は無いと思え これから俺がお前の家

(おれしかおまえをつかっていない、しつこいが「活動」をみry)

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浮気はしない

 

 

スケールアウト

他のHWができて年をとったら 俺より先に故障してはいけない
例えばわずか一日でもいい 俺より早く逝ってはいけない
何もいらない 俺の指を握り 文字列の振動 ふたつ以上うて


お前のお陰で いいタスク管理ができたと 俺が言うから 必ず言うから
忘れてくれるな 俺の愛する女は 愛する女は生涯お前ひとり

 

 

本能...

(でも、新しいRedmicaは魅力的だ)

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新しく(若く)開拓されていない環境は魅力的だ

 

 

 

以上!

情報のフローとストック 雑記録

久しぶりにのブログ更新。使っている写真類は、Redmine変態の会で話し合っている内容です。時間が経ってしまったのですが、改めてふりかえり。

自分の中の「情報」に関する一つの断面整理です。

 

 

情報のフローとストック

 

よく、情報のフローとストックという言葉を聞きます。

フローは、チャットに代表される「流れていく」情報。

ストックは、ナレッジ、Wikiなどに代表される「蓄積する」情報。

 

意味はわかった。目的が違うから当然ツールも異なる。んなこたぁわかってんだよ。

でも、チャットしながら蓄積すべき内容が出てきたり、チケットの中で議論して結局まとめるべき情報埋もれたりすんじゃん。分けられないときだってあるやん!

 

情報の交通整理

ほんと、そう。きれいに使い分けることなんて、できるわけない。

したら、当然見分ける人/仕分ける人が必要。

情報の交通整理。警察官、マイスター、エヴァンジェリスト、お医者さん、いろんなロールの人が集まって、情報のお供をしなくちゃいけない。

そう、情報ってVIPなんですよね。お供する人がたくさん必要。お金で取引されるほどの価値があるものも存在する。まぁ、でも、秘匿情報や国家機密でなければ、襲撃されることもないので、SPは数人でいいでしょう。お供する人は、脳内で扱えるパラメータを多く持っている人が好ましいです。臨機応変に対応できる。もちろん、経験値も必要ですが、冷静に情報を第三者として俯瞰できる人。

SPクラスの人がいたら最高ですね。

 

実際のプロジェクトを扱った小説をこの間読んだのですが、こんな工夫を初動期にやっているようです。

・チャット上にはやんちゃな子たちが多いので、交通整理を管理職がやっている

・フロー情報の中からストック情報に移行すべき内容は、ピン止めしたり、別のツールに管理者やプロジェクトリーダが手作業でうつしている

 →会議などで、好き勝手に会話していく人と同じですよね。音声がテキストにかわっただけのこと。

 

こう考えていくと、今までと大きく変わるお作法はそんなにない、ってことですね。

 

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メールとチャット

 メールからチャットに移行完了して、もうメールなんて使ってねーよ!という人は多いかもしれないですね。でも、ね。多分、まだまだ氷山の一角な気がするんですよ。

メールとチャットで大きく違うところ、どういうところなんでしょう?。

在宅勤務が主流(?)になってきて、チームで作業する人たちとの時間の共有が重要になってきているので、時間の共有は大きな課題で、お行儀よく生産性高く美しく対策していきたいですよね。

 

メールは時間差を生むツール

 メールでのやり取りでは、個人に届いた後のプロセスが個人ごとに差が出る。
 仕分け、メールの意識の仕方、など。チームとして動きづらい。

プロセスが異なると、当然ノイズが多いので、スイッチングコストが累積されていく。

 

チャットは、共通の基盤で交通整理できるツール

チャットを進めていくルームにもよりますが、議題ごとに分けられたりするかと思います。雑談用、仕様調整用、目的が違うものは違うところでチャット。

 

違いを活用する

情報の内容を知り、分析できて、それぞれのビューを行き来できるには、一人の観点じゃ足りなくて。

観点をうまく変化できるようなツールに情報を移してみていくことができたら、楽ですよね。

 

 

ビューを変える

ストック情報って、性質が違うものが多いですよね。もちろん、フロー情報もそうですが。 どういう形で残すことができれば、より「情報に価値が出る」のか。

自分がRedmineに惹かれている理由の一つが、ここにあります。

チケットの単位を間違えなければ、いろんなビューが用意されているので、価値が出る。中に入れる情報も多様、フレームワークが用意されているだけなので、かなり自由。

redmine.tokyo勉強会などでは、その「自由すぎる」が故の困りごと・疑問・勘所などを共有しあっています。

情報の価値は、人それぞれで基準が違うのですが、ひとことで言うならば、

「自分の見たいビューで本質的に欲しいモノが得られる」

ってことかな、と。

この価値を求めて、みんな四苦八苦するわけですよね。

そこには、冒頭で述べた、「情報の交通整理」を一緒に行っていく仲間がいて、その仲間とは価値を共有しておく必要がある。その価値を求めて、情報として適切なものは何か、残し方はどのように工夫をすればよいのか、いらんものは残すな(# ゚Д゚)など、ルールを決めていくわけです。

 

情報の客観性

情報には客観性が必要で。

どういうことかというと、人それぞれに主観が入ってしまうと、それは大きなノイズになる。ビッグデータでのデータクレンジングを想像してもらえればわかりますが、ノイズが入っているデータは価値がかなり落ちます。

ノイズがあると、判断にブレが出る。

ブレが出ないように、明日の自分のため、自分たちのために情報を残す。

そのために、出てくるルールとしては、こんなものが考えられるのではないでしょうか。

・本当に主観が入っていないか?

・感情ではなく事実を書こう

・残す情報の前提条件や制約事項も添えよう

 

情報の価値は一人で決められない。人によってそれぞれであるがゆえに、自分よがりにならない観点で、ノイズを入れずに残す。そこには、客観性が必要・・・ではないかな、と考えています。

主観に疑いを持ち、常にはたから自分を見るように。自分を信用せず、残す。

仕事に対する姿勢のようなモノにもなるのかもしれません。

 

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 まとめ

  • 情報には、フローとストックがある
  • 両者(フローとストック)が入り混じることが現実的には一番多いパターン(フローの中にストック)かもしれない
  • 情報の交通整理をする人は必須
  • 情報の特性による違いを知ることが大事。それは、ツール選択の時の一つの観点になる
  • 情報の価値は、「自分の見たいビューで本質的に欲しいモノが得られる」と考えている
  • 情報の価値を享受するために、情報の客観性を常に意識する必要がある

 

自分の中の「情報」に関する一つの断面整理でした。

お付き合いくださってありがとうございました!