SQuBOK v3 発行記念イベント(パネルディスカッションを中心に紹介)

こんにちは、あさこです。

ソフトウェアテストの小ネタ2020 21日目の記事です(遅れてしまった)。

メトリクスを書くつもりだったのですが、間に合わなかった。

ので、こちらを・・・。

qiita.com

 

イベント

12/10に開催された、SQuBOK v3のイベントに参加しました。

その内容をラフにメモったので軽く共有します~。

 

www.juse.or.jp

SQuBOKv3について

  • 目次体形の更新拡充
    • 旧情報は簡素化
    • 応用領域に重点を置いた
    • SQuBOKv3

                   2016/9~ SQuBOKReview発行し、前哨戦としていた

    • SQuBOKv3の観点
    • 古典の理解
    • 品質の考え方の変遷の確認
    • 品質テーマや潮流の把握
    • 品質へのスキル・資格など

 

パネルディスカッション

  1. 趣旨 データ駆動の世の中、これまでのものは適用するのか?何が足りなくて何が必要か?
    1. 大切だと思うこと
      • 誉田さん:事実の重視
        思い込みや勘違いが多い世界だからこそ、事実が大切になってくる
      • 金子さん:リスクを見極めて柔軟に対応していくレジリエンス
      • 徳本さん:ソフトウエア光学の先端技術を如何にストレスなく開発現場で活用してもらえるのか
        設計の品質、製造の品質それぞれにある
      • 竹之内さん:プライバシー
    2. テーマ1:それぞれの観点から
      1. アジャイルの観点から 誉田さん
        • ミニミニWFはアジャイルではない
        • 細かく作ってすばやく確認することが必要
        • WFとは、当たり前にできているべき条件が異なる
          1. IoTの観点から 竹之内さん
            • プライバシーが重要
              個人の情報が割と簡単に入ってきてしまう
            • 法制度の知識が必要
              法制度・ガイドライン・標準の整備が必要
              1. AIの観点から 徳本さん
                • AIを扱うこと自体がリスクになる
                  AIでしか解決できない対象は本来的に複雑である
                • 不確実性・信頼性にどう立ち向かっていくか
                  1. リスクの観点から 金子さん
    3. テーマ2:AI/IおTベースの品質の在り方は?
      1. 徳本さん
        • 複雑さ・不確実性を減らしていき、世界に適合していく
          アジャイル・セーフティの考え方
        • ゴールに対してどれだけ貢献できるか(KPI)で考える。
          95%で。100%で考えるのではない。
        • 技術の進歩にアンテナを張り、世界に適合していく → レジリエンス
        • 根幹となるフィロソフィはそのままに。
      2. 竹之内さん
        • 品質を作っていくには基準が必要
        • 秘密計算の技術
      3. 金子さん
        • 説明可能性(XAI技術)に注目されている
          →AIシステム全体として不確実性をおぎないつつ、ニーズをとらえて社会への影響を反映していく
          社会技術システムの発想が不可欠
      4. 誉田さん
        • 動的な品質としてみる
          変化に対応し、常に必要な合格基準を保持していなくてはならない。
          →過去データからの判断ではなく、「ナウ」判断していかなければならない
        • 低スキル技術者は淘汰していただく
          • 産学連携、一体となってビジネスを作る時代
          • 自分から考えて必要なことを実践していくことが要求される
            未来を見据えていくマインド。不確実性(リスク)を小さくしていく。
    4. テーマ3:動的?
      レジリエントな品質保証。管理ではなく作り上げていく(社会・法制度も含めて。
      →AIの法制度、ガイドラインなど基準を作る。そこから具体化し、アップデートを重ねていく。
    5. テーマ4:最後は人・組織に行きつく。どう変わっていけばいいか?
      1. 誉田さん
        • 自主的な行動・自律的な技術者が必要。
        • 各自の行動・経験が組織の経験・知識として蓄積されていく必要がある。
          自律的に動く人がいるだけでは、すべてが初体験での分野開拓になってしまう。そうじゃない。
        • 両方のバランスが肝要。
      2. 金子さん
        • 士農工商ハードソフト。ソフトは一番した。ここをかえないと。
      3. 竹之内さん
        • 志を共有し、わかる言葉ではなせることが大事
      4. 徳本さん
        • AIを使う側で品質保証を考えるだけでなく、AIを生かした品質保証も必要になっている
        • 組織の壁を越えて志を共有していきたい
    6. さいごに:ソフトウェア品質のニューノーマルをひとことでいうと?
      • 竹之内さん:人・コミュニケーション
      • 徳本さん:温故知新でSQuBOKが有用
      • 金子さん:Safety&Securityがデジタル社会の肝心・要
      • 誉田さん:もう品質管理ではない。これからは自律品質が必要。

 

資料など

  • SQuBOKの変遷(辰巳さん)

https://www.juse.or.jp/sqip/squbok/file/squbokv3_kinen_tatsumi.pdf

www.slideshare.net

  • SQuBOK v3(Ohmsha)

www.ohmsha.co.jp

 

おわり~