ExcelとRedmine(オチのない果てしない物語)

こんばんにゃ!あさこです。

この記事は、Redmineアドベントカレンダー2019の12/16の記事になります。

adventar.org

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はじめに

 

みなさん、技術的な話を書いてらっしゃるのですが、ここで初心に戻って!

レベル1 ...レベル0のお話を書いていきたいと思います。

そう、そんなこともあったよねぇ...と、遠い昔の話を思い浮かべて、いろいろアドバイスくださると...うれしいです。でも、あくまでもフィクション、どこかの小説の中に出てくる、よくあるチーム(ふたり)の物語です。

ここで書きたいことは、チームでの仕事をうまくいかせるには、やっぱり、三つの施策が必要、ということ。なんの三つか?想像しながら読んでいただけると楽しめると思います。

 

とあるチームのものがたり ~暗黒の日々~

2018年6月某日

Redmineをこよなく愛し、一緒にチケット駆動を推進し、Redmineプラグイン、なにいれようかなぁ~、Wikiは何を書く?どういう構成にする?わくわく!

そんなRedmine大好き同盟が解散された。

代わりにやってきたひとは、こんな方。

Excelをこよなく愛し、一人でシートとセル、マクロを駆使し、Excelのシート名、なににしようかなぁ~、履歴は一番最初に書く!これでいくから!わくわく!と自己完結。

 

仕事のやり方が違う。仕事の中心にあるものが違う。

不安しかねぇ。

 

そして、スタートした。

 

2018年9月某日

Excel相棒さんと3か月。体に異変を感じた。悲鳴が来た。血を吐いた。胃に穴が開いた。

そこまでのいきさつは述べない。一言いうならば、相棒さんの癖はつかんだ。ひととなりもわかった。心とは裏腹に、体は正直。むりしていたんだ。

そんなことをあざ笑うかのように、共有フォルダ内のExcelの数は増え、構成管理されているという名目の「***-コピー(**).xlsx」がこっちをみている。

(注:コピーの数はこの時点で20をこえている)

 

 

とあるチームのものがたり ~木漏れ日の中で~

2019年2月某日

Redmineってなんですか?」

興味を示してくれた!!

書き方、チケットの斬り方、ノウハウを毎日1時間マンツーでやっていく。

そして、カンバンができあがり、チケットの粒度も合意が取れるようになった。

9月から約半年。

Excelを受けいれつつも、自分のタスクはRedmineへ振っていた。自分だけで。

説明するときには、Redmineを見せながら、説明。

功を奏したのか、やっと...!!

 

2019年6月某日

チケットが更新されるようになった。

毎週、月曜の朝、1時間Redmineと付き合う。1日、休んだ日も、次の日にはやったことがメール通知されている。ただし、チケットの中に書いてあるのではない。

記録は、Excel。そのExcelが添付されました!という更新通知だ。

それでもいい。少しずつ。もう1年たってるけど。焦らない...

 

2019年11月某日

チケット更新通知の内容が変わった。Excelで更新は相変わらずなのだが、差分をテキストで打ってくれるようになった。

活動タブを見ると、自分の相棒さんのアイコンが並ぶ。これを見たかったんだよね...。

ありがとう、Redmine。ありがとう、相棒さん。一つの区切りだよ。

1年半。まだ、ここからだ!!

 

とあるチームのものがたり ~冬の到来~

2019年12月某日

10日間で1日しか、出社できない期間があった。

出社して、みたものは。そこにあったものは。

 

いや、なにもないのだ。

 

何も更新通知が来ていない。

 

活動タブ。

当然、アイコンは自分だけ。前に更新した時のまま。

 

椅子から崩れ落ちた。

涙の前に、出た言葉。

「くだらねぇ仕事の仕方してんじゃねぇよ!!」

 

共有フォルダのExcelの数。コピー(**).xlsxの数は。60をこえていた...。

 

 

ふりかえり

少しずつ、と1年半。がんばった。少し成長がみられて自律へ移行する。

本来の自律の裏にはサーヴァント!...でも、事情などがあり、継続できないと。怠惰という名の暗闇が立ち込め、あっという間に「楽な世界」へ引き込まれる。

 

1年半で学んだこと。成長がゆっくりな人もいる。わかってる。

必要なのは、

・覚悟(腹をくくる)、くじけない心

・継続するための仕組み(自分のプロセスを見直す。ToBeを高く設定しない)

・自他分離

この3つを毎日ふりかえること。

 

次のステップへ ~天気の子めざして~

...どんなに我慢しても、愚痴を言っても変わらない。

なら、転職すれば?異動願いを強く出せば?と言われる。

 

でも、そうじゃない。ちがうちがう、そうじゃなぁい!

期限は決めた。そのタイムリミットまで、カウントダウンをする。

もう少し、ためしてみよう。そう、実験なのだ。

 

自分の活動限界を見極め、考える。人間は考える生き物である。

実験のツールとして、もっとRedmineとたわむれてみよう。

 

Excelで一緒にやればいいじゃん!...そう、そうかもしれない。

でも、私は見てみたいのだ。

一緒に、笑いながら、カンバンを更新し、相棒がチケットを初めて笑顔で切るときの姿を...。

 

オチのない果てしない物語。

ここから先の話は、また、次回。

読んでくださってありがとうございました。