ブランチもどきの因果関係探索 ~Qくんを題材に~

きっかけ

 

子どもたちは、学校でQくんという登場人物が出てくる番組をみているらしい。

NHKで放送されている物らしい。

詳細は、こちらから。

www.nhk.or.jp

 

息子が、その日に見た番組の内容を覚えていて、夕飯時に話し始めてくれた。

そこで、夕飯時にブレスト、夕飯後にまとめをしてみた。

そのまとめの時に少し意識したのは、「ブランチ」といわれるツール。

 

ちゃんと学ぶ機会がなかったので、使い方とか間違っているかもしれません。

ご容赦ください。

ブランチの説明はこちらから。

わかりやすいブログでした。

wendosd.exblog.jp

 

問題について (Qくんの問題)

 Qくんは、宿題をやることが大嫌い。遊べないし、何かが目に入って、そっちのほうが楽しそうだと、今やっていたことを忘れてしまう。

宿題をやらずに遊ぶことに夢中になって時間が経過してしまう。

そこへ、お母さんが帰ってきて、お母さんは怒る・・・。

 

そんな、どこの家庭でもありそうなシチュエーション。いい題材です。

 

で、問題をちょっと見える化してみた。こんなイメージですかね。

Qくんがわの状況と、おかあさんのきもち(下写真の?の部分)が重なると、お母さんが怒るというイベントが起きると考えました。 

「?」にしたのは、この番組の中にはなかった要素だからです。

 

というのも、子供たちから、いろいろ話しているうちに、物事というのは関係者全員の状況が重なってできるから、一方だけを解決しても同じことが起きるリスクはあるよね、という流れになったからです。

 


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Qくんはどうする?

 毎回同じことで失敗し続けるのはおかしいよね、と番組は続くそうです。

「じゃぁ、どうすればいいんだろう?」

それを番組を見た後に、子供たちは授業の中で考えていくそうです。

「気持ちを切り替える」という言葉を、息子はキーワードのように何回も語っていました。授業の中で、頻繁に出てきた言葉なのでしょう。

授業の中では、「気持ちを切り替える」ということを回答?として結論付けたようです。しかし、これだじけじゃ、子供たちはわからないよな、、、と思いました。

そこで、

「気持ちを切り替えるってどういうこと?」

「気持ちを切り替えるにはどうしたらいいのかな?」

と聞いてみました。

娘や息子から、原因を作らないようにしないと同じ事が続いてしまうというような回答がありました。それを、今回の事例にあてはめて具体的な内容を示したのが、

「おもちゃが目に付くからいけない」ということでした。

なので、「めのつくところにおもちゃをおかない」を入れてみました。

みんなで納得のいく内容を四角のなかに入れていくことが大事だね、と結論つけました。

 

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  お母さんの気持ち

上で述べたように、授業の中では、お母さんの気持ちは出てきません。 

Qくんが集中できないだけでお母さんが怒るのかな?お母さんは何をかんがえているんだろう?と、自分たちの状況を振り返りながら考えていただきました(笑)。


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まとめ

 学校で取り上げられている題材、教科書だけではやはり少し足りず、補助教材は必要だなと思いました。

道徳や生活、という科目を通じて論理や社会性、この世の無常(汗)などを学んでいく年代が低学年というのが非常にいいなぁと思います。

家庭でも、何かあるたびにこういうことを少しずつ考えていく習慣をつけることで、人の気持ちがわからないという特性をカバーしたり、言葉の意味を事象と結び付けて覚えていくということができたらいいなぁと思いました。

 

 

おまけ:学校現場でのTOCfEツール活用について少し考察

 先生方にちょっとインタビューしてみました。

TOCfEのツールとして学んだことはないそうですが、先生の年齢が若いほど、似たようなことを大学の教職課程で実践していたそうです。

理由は、近年の発達障害と判定される子どもの多さなどが起因して、促し方、解決の仕方などを教える標準的な方法を学ぶという流れが出来上がってきているからとのことでした。

ツールの名称が大事なわけではなく、こういったやり方が普及してくれるといいなぁと思うので、もっと先生たちにも広がっていくとよいなぁと思います。

 

 ブランチもどき振り返り

ブログを公開したあと、速攻で先生たちにアドバイスをいただくことができました!忘れないうちに追加。

 

 

 

 

 

おわり。