こんにちは!あさこです。
1か月くらい前に開催した勉強会、「Naite#19 数学を学ぼう ~数学の知識を利用したソフトウエアテスト~」の際に説明しきれなかった部分についての解説を少しブログでしていこうと思います。
番外編、です。
勉強会の中で使用した資料は、こちらです。
この中では、「探針テスト」という日立グループが製品試験の中で採用しているテストの内容に触れて、数式の理解をしていきました。
この勉強会では、探針テストには二項分布の概念が使われていますよ、というところで終わりにしました。
しかし、区間推定の式にしっかり持っていくには、
という定理も使用しなければいけません。
その部分について少し解説します。
この概念を利用して、勉強会で使用した資料のP33の式を導きます。
さらに、
大数の法則を利用して、
この区間推定の式が成り立つのは、
「サンプリングしたテストケースが十分に大きいとき」ということになります。
実際の探針テストがどうなっているかはわかりませんが、20~30%をテストすると参考資料には書いてありました。
その値が「十分に大きい値だ」という仮説に対する検証がちゃんとされたうえで実施されているのでしょう。
数式を導いくうえでは、このような条件のもとにやっているのだろうなぁと想像できます。
逆に言えば、この定義が成り立たない場合には、この区間推定の式も
「使ってはいけない」ということになると思います。
ちゃんと、数式の成り立つ条件を踏まえたうえで利用されることが大事です、ということをお伝えして終わりたいと思います。
使用方法と分量をお間違えなきよう♪