リーダブルコード読書感想文 (小並感版)#1


買ってから、かなり時間が経ってしまった。

私はというと、今現在はコードとの関わりはほとんどない。
コードを書いているわけでもなく、テストコードをたまーーーに、趣味で書く程度。
携わっているのは、開発のモデルとかそんな部分の改善.

そんな、非エンジニア的なおばさん属性を持つ人が読むとこんな感想になるよ!
と言うのを書いてみた。

世間では、読書感想文は、こういう風に書くといいよ!的な記事でにぎわっていましたね。 そこを無視して、あえてオレオレな観点、内容で構成してみました!

________でも、もしかすると。

面白いって思えて、「リーダブルコード」読んでもらえたら嬉しいです。

 

【全体構成】


章の順番が非常にいい。
本なのだから、当たり前なんだけど。
最初の方では、何回も コードがリーダブルコードであることの目的、理想像 が出てくる。

で。後半はコードから少しずつ視点を引いていって、俯瞰的に見る流れになる。

(と、私は感じた(^_^;))

そうすると…
なんということでしょう!あっという間に、

リーダブルコードであること -- リーダブルである姿を意識する開発、テストがどういうものであるか -- 開発手法

という流れになるではありませんか!

こういう流れで考えていくと開発もテストも楽しくなるよ!と洗脳されるかもしれませんね。
この章立てこそが、この本の肝。かもしれません。



【文体】

いやー、読みやすいですね。

あ、英語の方じゃないですよ。日本語訳の方ね。
訳者の角さんの使う日本語運びが絶妙…。

色々所に、くすくすモジュールを散らばめておいて、ところどころでAPI的に使って笑いを誘う。

さすが、リーダブルコード!
いや、リーダブルドキュメント!^^;

 

 

【内容】

序 「リーダブル」とは何か?


読みやすさを備えており、誤解されず、一貫性を持った美しさを持ったもの。

 

日本語にはあいまい性があるので、それを少し排除するために、本書の言葉を借りる。

 

「読みやすさ」=「他人が最短時間で理解できる」ことであり、「リーダブルコード」とはその定義を実装したコードである。
「誤解されない」=「書いた人の意図を間違えずに読み取る(理解する)ことが出来る」
「一貫性を持った美しさ」=「一つ一つの関数が美しく全体も美しさの判断基準が統一されている」

 

こんなコード、かけていますか?


「リーダブルコード」を実装する技術を身につけることはすぐに出来ることではない。

それならば。

一人で学ぶよりもグループで、といった策をとったり、他の人のコードをレビューするときに意識してみていくということをしていけば、効果的に学んでいこう。盗んでいこう。

 

「意識すること」が大事で、レビューする観点のひとつに入れてしまったり、コーディング規約にうまく入れ込んでいけるといいなぁという小並感。

 

 

おまけ

ちょっとだけ、”コメント”について。

本書では、
「コメントの目的は、書き手の意図を読み手に知らせること」と述べている。

コードを書いているときに持っている大切な考えを明記すればよいとしている。
Twitterなどでも、有識者たちがコメントについていろいろ議論しているのを読んだことがある。
そこでも議論されていた内容だが、この本を読んだ内容と照合すると結局は、
・コードを読んで分かることは記載不要
・どういう意図でこういう振る舞いにしたかということを明記
・振る舞いを選択するときに検討した内容で重要なことを記述
という方針でかかれるべきであり、コードレビューなどの設計の意図を把握するための補助記録として使うべきツールとしても用いられ、一貫して「理解しやすさ」を補助するためのツールなのだ、と理解しました。

で、コメントを書くときには「一貫性」をもたせて、「誤解されない日本語」であることも、もちろん重要であります。リーダブルの定義ですね。

コードのコメントにはちょっと痛い思い出があるので、まとめを残しておきたくなりました。

 

 

「破」「急」はまた後日に!