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ズートピアを見て考えたこと、「みんないっしょ」

ズートピア、子供たちと見ました。子供の目から見れば、純粋に動物たちの警官物語、友情と勧善懲悪ものだったのかもしれません。

しかし、随所に散らばるセリフの内容が、大人にはかなり訴えかけてくるものでした。

 

そのなかでも、心に残ったセリフは、次のものでした。

①「自分に自信がなかったから、虚勢をはっていたんだ」
②「なにものも、関係なく自由に過ごせる世界」
この二つからふと思い浮かんだのは、映画「ルワンダの涙」でした・・・。

 「ルワンダの涙」という映画。ルワンダの原住民部族同士の大虐殺を描いた映画でした。悲惨すぎる映像に吐き気をもよおしました。 同じ国の人間でありながら、民族がちがうというだけで、殺しあう。
その映画の中にあったセリフ。
アメリカのジャーナリストが、その殺戮現場にいて、映像をとり続ける。
しかし、そこで出たセリフが、以下のようなものでした。


「悲惨だとは思うけど、実感がない。それは、肌の色がちがうから、自分とは重ね合わせられない・・・」


これですよ、まだのこっているんですよ、こういう観念が。

「実感がない」


80万人以上の人が虐殺されたという数字上の事実だけが空を飛び、他国へ 伝えられているという現実。
人間といういきものは、美しいことをすることもあるけれど、極限まで悪に染まってしまうこともある。
この、集団ヒステリーというか、洗脳されたロボットのような行為。 ひたすら殴り殺す、ナタで殺す、血を流させる。これは、かなり極端な例ですが・・・。
しかし。生きるってなんなのか。自分と違うもの、怖いから排除するだけが道なのか。

 

実際にまだ随所で「排除」は起こり、当事者以外は「実感がない」・・。

 

「それでいいの?」ズートピアのセリフには、そんな思いも込められているように感じました。

 

ドラッグ問題への言及、戦争へのいら立ちを感じる場面もちらばめられていました。非常に内容の濃い映画でした。もう一度、見ます。しっかり考えながら。